ドイツ🇩🇪とフランス🇫🇷の国境 Strasbourgでソーセージの食べ比べをしてみた
こんにちは。
大学生Travelerのまーちゃんです。
今回の投稿は”食”に関してです。
前回お話したようにStrasbourgはフランスとドイツが何度も領有権を巡って
争っていた地域である為、両国の文化が取り入れられています。
その為、街を歩けばホットワインだけではなくビールも売っています。
(クリスマースシーズンに訪れている為)
ドイツといえばソーセージとビール!
お肉屋さんやスーパーに沢山のソーセージが売ったいたため食べ比べをしてみました。
今回買ってみたソーセージは5種類。
右から
Saucisse de Strasbourg
→アルザスの街で生まれたソーセージ。牛肉とベールor豚肉の脂肪から作られており、
燻製の炭火焼で作られています。
今回食べたソーセージは54%が豚肉でその他はブイヨン・塩・水でした。
調理法は5~10分Boilするのがお勧めだと教えていただきました。
KABANOS
→ポーランド発症の豚肉によって作られたドライソーセージ。
中世以前から作られており、長持ちでネックレスのように首にぶら下げることもできるため、騎手や歩兵などに好んで食べられていたそうです。
KABANOSは黒胡椒や唐辛子などの様々なスパイスで味付けされている為、調理などはせずにそのまま食べることをお勧めします。
Boudins Blancs
→一般的には70%がミンチされた白いお肉で30%が脂肪によって作られています。
加工する際に塩・胡椒・シャロットで味付けをし、卵と牛乳を混ぜて作ります。
このソーセージもBoilして食べる方が旨味が凝縮して美味しいです!
Kanck d'Alsace
→豚肉と牛肉を混ぜて作った燻製ソーセージ。
ケーシング(ソーセージの表皮部分)は羊です。
調理法は5~10分Boilするのがお勧めです。
Boudin Oignon (Blood sausage)
→血液1/3、脂肪1/3、玉ねぎ1/3で作られているソーセージ。
屠殺した際に出てくる血を使い作られており、家畜を無駄なく利用する食品としてヨーロッパや東南アジアの地域で古くから作られてきました。
お店の方には焼いて食べるのが美味しいと教わりましたが、Boilして食べることも多いみたいです。
読んでいる中で
「ソーセージとウインナーの違いってなんだ?」って思いませんでしたか?
私も食べていて思いました。
ソーセージは、鶏・豚のひき肉を豚・牛・羊などの腸に詰め、乾燥/燻製したものです。
(日本農林規格では豚・牛・鶏などの肉に香辛料を混ぜたものを腸に詰めたものと定義しています)
ラテン語の”salsus(塩漬けされたという意味)”が語源だと言われています。
ウインナーはソーセージの一種であり、塩漬けにした豚・牛肉に香辛料を加えて練り合わせ、羊などの腸にいいれた後にお湯でボイルしたものです。
ソーセージはオーストリアのウィーンが発祥地であり、ウィンナーは「ウィーン風の」という意味だそうです。
日本農林規格はウィンナーを以下のように分類しています。
・ウィンナーソーセージ:羊腸を使用したもの or 製品の太さが20mm未満
・フランクフルトソーセージ
:豚腸を使用したもの or 製品の太さが20mm以上 36mm未満
・ボロニアソーセージ:牛腸を使用しているもの or 製品の太さが36mm以上
ちなみに魚肉ソーセージは日本発祥です!
日本ではあまり沢山種類がないソーセージですが、ここまで奥が深いとは。
食は現地で学ぶべしですね。
それではソーセージの感想にいきましょう!
Saucisse de Strasbourgは軽いソーセージでした。
旨みがぎっしり凝縮された荒挽きさ、ハーブやスパイスがほんのり感じられました。
フランクフルトよりも硬めの酸味の強いマスタードにもよく合うソーセージでした。
Kanck d'AlsaceはSaucisse de Strasbourgと食感などは似ていましたが、
Saucisse de Strasbourgよりもさっぱりとしていてレモン風味のソーセージでした。
KABANOSは皮が分厚く、噛んだ瞬間パリッと弾けました。
噛めば噛むほど旨味が深まっていく、ジューシーなソーセージでした。
Boudin Oignon (Blood sausage)は見た目を裏切らなかったですね。。。
匂いは塩気が強めのソーセージで美味しそうです。
しかし、私はレバーが得意ではないので好きなソーセージではなかったです:(
見た目はうう。。。という感じですが、食べてみると思っているよりもレバーのような風味はしませんし、後味はスパーシーさを感じるため食べやすかったです!
食感が柔らかいので苦手な人も多いかもです💦
ですが、日本にはないソーセージなので、試してみるのも面白いと思います!
私のお気に入りのソーセージはBoudins Blancs。
日本には白ソーセージは少ないので珍しさを感じて買ったのですが、
脂が少なく、軽い歯応えが美味しかったです。
ほんのりとハーブやレモンの風味がしましたが、強すぎずペロリと食べられました。
噛むたびに旨味が膨らみ、食感ははんぺんみたいでした。
このソーセージは上記の通り、Boilが1番美味しい食べ方ですが、
初めて食べた時はよく分からず焼いてしまいました。
焼くのももちろん美味しかったのですが、Boilするとより旨味が凝縮されていて
私はBoilした方が好きでした。
※Boilしたら、皮を剥いで食べるのが一般的らしいです。
甘いマスタードと共に食べるのが主流らしいので是非お試しください。
ソーセージは焼く or Boilの2種類が主流の食べ方ですが
Boilをするとより身が膨張し旨味が凝縮されるように感じました。
どの食べ物にも該当しますが、Boilするよりも焼く方が脂が外に出ていってしまうため、もともと脂の比率が少ないものや少ない部位を使っているソーセージはBoilする方が旨味が凝縮されるため美味しいのではないかなと考察しました。
こんな感じでビールを片手にソーセージの食べ比べをしてみました。
今回は5種類しか試しませんでしたが、
お肉屋さんやスーパーに行けばもっと色んな種類のソーセージがあります。
何気なく食べてしまうソーセージですが、食べ比べをしながら、
いつもより少しだけ意識を向けて味わってみると感じることがたくさんあるので
お店の人にオススメの食べ方を聞いて自分の好きなソーセージを探してみてください!